ドライアイ

何らかの原因によって、涙の量が減少している、あるいは涙の量が十分でも質が伴わないといったことで、目が潤せられなくなってしまい、それによって目の表面を覆っている角膜が傷つきやすくなって、様々な眼症状がみられている状態をドライアイと言います。

そもそも涙には、酸素や栄養を運ぶ、目の中に異物などが入るようなことがあれば涙を流出することで排除するといった役割があります。この働きが不足し、角膜が常に乾燥した有様になってしまうと、疲れ目、眼痛、流涙、充血、目のかゆみ、目の中の異物感（ゴロゴロする）、光をまぶしく感じるなどの症状が現れるようになります。これらに心当たりのある方は、ドライアイが疑われますので一度ご受診ください。

発症要因としては、長時間のデスクワークでパソコンのモニタを見続ける、ゲームなどによってスマホ画面をずっと凝視しているといったことで、まばたきの回数の減少をはじめ、コンタクトレンズの長期使用、エアコンなどによって室内の空気が乾燥しているなどの環境要因、加齢による涙の分泌量の低下、病気（自己免疫疾患のシェーングレン症候群 、リウマチなど）、薬の副作用、ストレスなどが挙げられます。